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大震災と「ありがとう」の言葉

地震が起きてからこの1週間で色々なことがあった。

悔しいが、涙を流さなかったと言えばそれは嘘になってしまう。
不安・怒り・焦り・喜び・悲しみ・・・
さまざまな感情が交錯し、自分にしては珍しい「精神的ダメージ」があった。

地震当時、秋田にいたオレは今回の地震を軽視していた。
震度は5弱。揺れと同時に停電はしたものの、すぐに直るだろうと思っていた。
なんせ地元は宮城県栗原市。
今回の地震で一番揺れが大きく、度々来る地震には普段から慣れていた。
震度5以上の地震は通算で5回ぐらい経験してきた。

だが、事態は想像を絶するものだったのは言うまでもない。

今回の地震の被害は津波によるものがほとんどだ。
震度7を観測した栗原市では家屋の倒壊がごくわずかで、死者は0人と聞く。
変わって、沿岸沿いは岩手から福島にかけて壊滅的だ。

また、福島第一および第二原発による被害も懸念されている。
ニュースでは津波と福島原発の2事項が主に流れ、
内陸部が全く報道されていないというのが1つの問題として浮き彫りになった。

今住んでいるところでは電気と水が2日間止まっただけだった。
もちろん食糧とガソリンの不足も大きな問題となっているが、
生活していく上では特に不自由は無い。
むしろ、このぐらいがちょうどいいのかもしれない。
今までの生活が贅沢過ぎたのだ。

電気等が回復してからは、栗原市に住む家族の安否を確かめるため、
オレはひたすら電話をかけまくったが、繋がるはずもない。
ここで大活躍したのがツイッターというソーシャルネットワークサービスだ。
知らない人の方が少ないであろうこのSNSで、オレは栗原市の情報をかき集めては提供した。

栗原市の情報をいち早く入手し、情報を求めている人に提供する。
そしてそういった方々からの「ありがとうございます」という言葉がオレを励ましてくれた。
自分に出来ることは何か。今自分がやるべきことは何なのか。
自分なりに下した決断が、情報提供だったという訳だ。
丸3日間パソコンと向き合い、ツイッターに徹した。

だが、ツイッターを通して一悶着あったのも事実だ。
文章ってのは実に難しいもので、表情や声のトーンが無いから、
相手に伝わるはずのものも伝わらなかったりする。
もちろん意見が合わない人間もいるわけで、
そういう人たちと軽く言い合いになることもあった。

でもそんなことをしてる場合じゃないと気付かせてくれた友人もいた。
彼はがっつりとオレに喝を入れてくれた。
もう一方で、ツイッターを通して流れに流れまくる情報に翻弄されて
落ち込みそうになっていたオレを励ましてくれる友人もいた。
そんな友人からもらったメールを見て号泣したのはここだけの話。

5日間経っても栗原市のライフラインは戻らなかった。
海外にいる母親はなかなか帰って来ないし、
帰って来れたとしても公共交通機関が麻痺しているため、栗原には近づけない。
オレの引っ越しも出来ない。入社にも間に合いそうにない。

焦りが出始めたが、この頃になって実家の安全が確認出来、やっとホッとすることが出来た。

3/17現在、栗原市に光は戻ったものの、まだ水とガスは流れていない。
会社にも「入社式に間に合わないかもしれない」という旨を伝えた。
幸運にも、4月から働く予定の会社はすごく親切で、
人事の方が「会社を挙げて全力で君たちをサポートする」とまで言って下さった。
心から感謝の気持ちでいっぱいだ。こりゃしっかりと働かなきゃな。

今回の地震で学ばされたことがたくさんあるだろう。
個人的にもそうだし、日本という国全体でも。
このような地震がまたいつ来るか分からないのだから、
常に防災に徹することの重大さを胸に刻み、これからも生きていこうと思う。

地元栗原には来週戻る予定だが、現実を受け入れ、
地域の方々と協力して復旧作業に当たり、社会へと飛び込みます。


仙台市に住む母親の友人からこんなメールが来た。

「我が家は無事です。君の家は金持ちなんだから、日本から早く逃げた方が良いよ。」

違うんだよ、おばちゃん。

どんなことがあってもオレはこの国を離れない。
留学、大学生活、そして今回の大震災を通してこの国のあたたかさに気付いた。
この1週間で何度「ありがとう」という言葉を使う機会があったことか。

オレは日本が大好きなんだ。
だから国を捨てて逃げるなんてことは絶対にしないよ。


最後に。

今回の地震で被害に遭われた地域の復旧が無事に進むことを願うと同時に、
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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Theme: 大学生日記 - Genre: 日記

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